中年転職者の悲哀〜「よその企業が不要だと思った人は、ウチも不要」 : SIerブログ

■よその企業が不要だと思った人は、ウチも不要

 転職者を取り巻く環境がどのように変化してきたのか。端的に言うと「よその企業が
不要だと思った人は、ウチも不要」という感じでしょうか。「厳しいビジネス社会なの
だから、仕事ができる人を企業は手放したりしないはず。手放された人には、それなりの
理由があるのではないか」。そう考える採用担当者が増えているのです。

 事実、企業が中途採用市場において求める人材は「転職希望者として、採用市場に出て
きていない人」になってきています。転職意欲がなくても、「現在よそで大活躍している
人なら、ウチに欲しいです」という企業が多くなっているのです。そのことについては、
別に不思議でも何でもありませんよね。自分が採用する立場になって考えてみれば、
「確かに、よその会社をお払い箱になった人を採りたいという考えはないな」と分かる
はず。見方によっては「ないものねだり」をしているようにも感じるのですが、これは
判断の分かれるところでしょう。

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