インタヴュー | 佐藤タイジ

――実際に太陽光の電気で音を鳴らしたりもしてみたんでしょうか?

佐藤
うん。これは言っておきたいんだけど、先日、THEATRE BROOK全員で、ソーラーで貯めた蓄電池を使ってPAも含めて音を鳴らしてみたんですよ。いつも使っているマーシャルアンプを使って、壁のコンセントからくる電気と蓄電池とで、音を比べたわけ。したら、圧倒的に音がいいんだよ! 要するに、普段使ってる電気って、遠くの発電所から運ばれてくるわけだから、絶対ノイズが乗るんだよね。それは当然のことで。でも、電池から直接取ればノイズが全くない。綺麗な電源で使えばアンプもスピーカーも効率が断然いい。びっくりしたよ、音の違いに。みんなで演奏した瞬間に、スカーンと気付いたね。

――確かに、電源を変えると音が格段によくなるということは、オーディオマニアの間ではよく言われていることですしね。

佐藤
そう。音がいいってわかって、未来の道がピカーンと照らされた感じがした。こっちに行けばいいんだと。だって、まず音楽業界は「音がいい」っていうだけでこっちを選ぶ理由になるわけじゃん?

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